UberEatsのビジネスモデル

Uber Eatsは、利用者が料理を注文すると、Uberから業務委託を受けた配送パートナーが料理をピックアップし、希望の送り先まで届ける。Uber Eatsは若い世代を中心に人気が広がり、すでに国内では9都府県の1万4000店以上で導入されている。しかし、新規市場の開拓にかかる広告宣伝費の負担が過大なため利益を出すには至ってない。そのほか配送パートナーへの報酬などのコストもUberにとっては負担になっている。Uberは注文総額の一部を店側から受け取る。Uberはその金額を明らかにしていないが、注文金額の35%程度といわれている。さらに、配送パートナー側からも、配送料の一部をUberが徴収する。配送料は、配送パートナーが飲食店で料理を受け取った時点で300円、ユーザーに届けた時点で170円、配送距離1キロにつき150円が加算される。この金額の35%相当がUberの取り分になるとみられている。Uberは飲食店と配送パートナーの双方から収入を得ているわけだが、配送パートナーの実績によっては配送料のレートが上がったり、配送パートナーを確保しにくい時間帯などは逆にインセンティブを上乗せするすることもあるという。